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産婦人科の看護師、新卒で私が働いていた病院は、田舎の市民病院でした。

産婦人科の看護師として私が新卒で初めて働いた病院は、全体としての病床数は約350床、産婦人科病棟の病床数は36床。

病院の周囲には山や田畑ばかりで、都会のように、出産する場所の選択肢はなく、その地域のほとんどの女性が、その病院の産婦人科で出産していました。

1か月の分娩件数は、平均70件。40件の月もあれば、90件の月もありました。

NICUはありませんでしたが、周囲には短時間で新生児を搬送できる病院はなく、ただの新生児室とは思えないような重症新生児が入院していることもありました。

婦人科疾患の手術を受けるための入院患者も多く、産科の患者さんが少なければ、病棟は混合病棟化し、時には、患者さんの最後を看取ることもありました。

周囲に病院がなかったので、地域の医療関係者はみな、その病院で長く勤務しているスタッフが多く、逆に言うと、採用枠がとても少なく、その年の産婦人科病棟に配属された新卒看護師は、私一人でした。

同期の新卒看護師が産婦人科病棟にいないという境遇は、寂しくもありましたが、新人看護師が習得すべき技術は、他の新卒同期にチャンスを奪われることもなく、 もれなく経験させてもらうことができたので、とても恵まれていたと思います。

産婦人科の看護師、新卒としてのスタート

産婦人科の看護師として新卒で入った私の初めての受け持ち患者さんは、切迫早産で長期入院中の患者さんでした。

切迫早産の治療は、主に子宮収縮抑制剤の投与と安静です。

トイレに行くことは許可されていても、シャワーは3日に1回程度。

一日中、ベッド上で安静にしている必要がありました。

それでもどんどん重症化していき、この病院の産婦人科病棟では管理不可能な状態になると、すこし離れた場所にある母子センターに搬送になります。

新卒看護師の私は、先輩に教えてもらいながら、
まずは基礎看護技術を学びました。清拭のお手伝い、シャンプー、採血、注射、輸液管理などが、
主なものです。

これらは、他の診療科勤務の新卒看護師も必ずと言ってよいほど、経験するものだと思います。

切迫早産の患者さんの場合、その他にNSTモニターの判読という項目が必須になってきます。

妊婦さんのお腹の張りや、胎児の健康状態を観察するモニターです。産婦人科以外の診療科で目にすることはほとんどありません。

他にも、切迫早産の患者さんを受け持つ際に必要な観察をしながら、患者さんとおしゃべりをするのも、新卒看護師である私の仕事だったように思います。

私が働いていた病院の切迫早産の患者さんは、薬の副作用で倦怠感が出ることはありますが、基本的には元気です。

元気な身体で安静にしなければならない辛さはあると思いますが、基本的な生活は自分でできる患者さん達なので、仕事内容にもゆとりが出ます。

そのため、私の新卒看護師時代のスタートは、とてもゆとりのある時間を過ごすことができました。

産婦人科の看護師、新卒としての1年が終わる頃の話

産婦人科の看護師に新卒でなり、1年が経とうとしていました。

切迫早産の患者さんの看護を卒業すると、次は褥婦さんと新生児、その次は婦人科手術を受ける患者さん…と、産婦人科病棟に入院する患者さんをすべて自分で受け持てるように、約半年かけて、次々と新しい仕事を覚えていきました。

もちろん、分娩に立ちあう仕事も覚えました。

新卒看護師としての1年が終わる頃、受け持っていた婦人科の終末期の患者さんが亡くなりました。本当に突然のことでした。

ほんの1時間前には会話もしていたのに、発見した時には、心肺停止の状態でした。

産婦人科以外の診療科で看護師を1年経験すれば、患者さんの看取りは早い時期に経験することでしょう。おそらく、独り立ちする前の時期に。

心肺停止状態の患者さんを発見した、というより、明らかに静かすぎる患者さんを発見した私は、看護師としてどうしたら良いのかわかりませんでした。

ベッドサイドの緊急コールの存在や、心臓マッサージ、気道確保等の当たり前の手順も頭から吹っ飛んで、とにかく心臓の動きと呼吸の有無を確認し、他の看護師を呼びにナースステーションに走りました。

新卒看護師の時代からずっと産婦人科に勤務している私が、患者さんを看取ったのは、この1回だけです。

産婦人科で看護師が新卒として過ごすということ

産婦人科の看護師に新卒でなってみて、思ったことです。

看護師という仕事は、病院の中でだけ通用するものではありません。

病院の外で、倒れた通行人に出会うこともあります。

産婦人科病棟では、日々新たな命が誕生し、幸せな時間を共有することもできます。他の診療科では経験できないことも経験できます。

逆に、産婦人科にいたために看護師として経験できなかったことは多いです。

例えば他の診療科に移動になったとき、道で倒れた人を見つけたとき、基本的なことができないと、戸惑うこともあるでしょう。

自分のためにも、新卒時代を産婦人科で過ごす看護師の皆さんは、学生時代に習った基本的なことを、日々復習しておくことをお勧めします。

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